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盗聴器の使い方を探偵が解説!浮気調査で実際に有効なのか?

盗聴器の使い方を探偵が解説!
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浮気調査において、いろんな道具を利用することがありますが、その中の一つに盗聴器があります。

盗聴器の使用目的として、対象者の部屋や荷物などに取り付け会話などを盗聴する、というイメージをされやすいですが、実際のプロの探偵が行う浮気調査ではそのような使い方は一切しません。

そのような方法は違法であり、違法な方法で収集された証拠は使用することができない上、音声を収集するよりも動画や画像を収集した方が証拠として認められるのです。

では探偵は盗聴器をどう使用するのか?これから説明していきたいと思います。

目次

1.浮気調査の現場で盗聴器はよく使われている!?

長年浮気調査に携わってきた人間であれば、調査中に盗聴器を使用することはよくありますが、これについては専門知識が必要な為、長年の経験を積んだ探偵しか使用しなくなりつつあります。

使用する盗聴器としては、無線型盗聴器と言われる本体自体から盗聴電波を発信し離れて音声を受信出来るものを使用します。

又、ただ盗聴器を使用する、と言っても用意するのは盗聴器本体だけではなく、その盗聴電波を受信出来るマルチハンドレシーバーも用意しなければいけません。マルチハンドレシーバー

盗聴器から発信される特殊な電波を、マルチハンドレシーバーで受信することで盗聴が可能となります。その為、盗聴器とマルチハンドレシーバーが必要になります。

実際の所、現在の浮気調査において盗聴器を仕掛けて調査をする頻度は減少傾向にありますが、それでも使用するケースというのは未だにあります。

2.盗聴器を使って浮気調査するケースとは?

(ケース1)玄関ドアが直視出来ないマンションの一室から出てくる人物を特定する場合

対象者がマンションの一室に入っていき、おそらく愛人宅であろうその部屋から出てくる人間を特定したいものの、玄関ドアが内廊下で外部から確認出来ないというケースがあります。

その部屋にいる人物が誰なのか?を確認しなければ証拠にはなりませんので、部屋から出てくる人物を確認する必要があります。

しかし、いつ出てくるかもわからない人物をマンション内部で待ち続けることも出来ませんし、仮に居続けたとして住民に見つかってしまい、不法侵入で捕まってしまうことにもなりかねません。

そんな時に活躍するのが盗聴器なのです。

盗聴器を玄関ドア付近に仕込み、ドアが開閉する音を聞いてその部屋から出た人物かを特定するという方法があります。それに加えて通称葉っぱと言われる仕掛けを行っておき、落ちていればその部屋から出たのを確定することが出来ます。

(ケース2)長時間張り込み出来る場所がない場合

閑静な住宅街やとても狭い道路に面した建物を張り込む場合、その場所にずっと居続けることが出来ず、強引に居続けたら通報や発覚してしまうケースがあります。

そんな時にはケース1と同様に出入口付近に盗聴器を忍ばせ、出入りする音声を離れた場所で聞き、音声を頼りに出入りを確認していきます。

3.盗聴器と似た車両追跡用発信器を使って浮気調査するケースとは?

盗聴器と同じく、電波を発信する機器の一つに車両追跡用発信器というものが存在します。これも浮気調査において活躍する機械の一つです。

どういったものなのか?解説していきたいと思います。

(1)盗聴器と同じ仕組みの車両追跡用発信器を車両に取り付ける

車両追跡用発信器とは、盗聴器と同じ仕組みで機体自体から電波を発信しますが、盗聴器とは違い一定の間隔で出される信号音を電波にて発信し、それをマルチハンドレシーバーにて受信して居場所の特定に役立てます。

対象者の車両に設置し、GPSでおおまかな居場所を特定しそこからの絞り込みを行う際に使用します。

ですので、盗聴器とは違い音声を聞くことが目的ではありません。電波の強度、受信音の大きさで車両位置を特定していくのです。

(2)GPSと併用し車両が発見出来ないケースに効果を発揮

車両追跡用発信器は、間欠型発信器と呼ばれ、GPSと一緒に取り付けます。

GPSが示す位置にきたものの、車両が発見出来ないケース(シャッターの中や立体駐車場などに入っており車が見えないケース)の時に効果を発揮します。

GPSは、シャッターの中、立体駐車場など電波の悪いところにいってしまうと、対象者がどこにいってしまったのかがわかりにくくなります。

その点、車両追跡用発信器は近くに行けば行くほど、受信音が大きくなり、電波の強度が強くなっていきます。そのため、GPSでは電波を拾いにくいところにいても、場所を特定しやすいです。

よって、GPSと車両追跡用発信器を併用しておけば、どんな状況でも対象者を見失うことはありません。

4.浮気調査における盗聴器の仕掛け場所や方法は?

(1)マンション、アパートは電気メーター付近

多くのマンションやアパートでは、玄関ドア付近に電気メーターや水道メーターが保管されているスペースがあり、そういったスペースは鉄板の扉がついていることが多いです。

その扉の背面にマグネットで取り付けます。扉に隙間がある場合には、電波が飛びやすいように隙間付近に取り付けます。

ドアの開閉音を拾い、部屋からの出入りを確認する為です。

(2)一戸建て住宅

玄関の門扉付近や植木鉢の中などに忍び込ませます。門扉の開閉音や歩行音などを聞いて出入りを確認します。

敷地の中に侵入することは不法侵入に該当する為、必ず敷地外に仕掛けることになります。

(3)車

GPSと同じく、車両底部でバンパー付近が望ましいです。マグネットにて鉄の部分に取り付けます。アンテナが鉄部分に触れてしまうと電波が飛ばなくなってしまうのでその点を注意します。

5.一般人が盗聴器を使用するには

盗聴器を使用するには、盗聴器とその電波を受信することが出来るマルチハンドレシーバーを用意する必要があります。その上専門的な知識が必要になりますので一般人が浮気調査をするために盗聴器を使うことはあまりオススメ出来ません。

パートナーの会話や通話内容を確認するために盗聴をしたいと思ったら、盗聴器を使用するような方法では無く、ICレコーダーを使用することをオススメいたします。

ICレコーダーは、機械自体が録音する為、離れた場所で音声を聞くことは出来ないものの、電波を発することが無いので見つかる心配も無く、盗聴器に比べてずっと確認し続けておく必要はありません。

仕掛けたものを後で回収し、じっくりと確認することが出来ます。

6.盗聴器が見つかる可能性はないか?

盗聴電波を発見・探知する為の商品が販売されていますが、そういった物で見つけられてしまうか?と言いますと、ほぼ不可能であると言えます。

テレビなどでは、盗聴器を調べていると、盗聴器が発見出来ました!と放送されておりますが、正直申し上げますと、実務上はほとんど見つかることはありません。

私自身もこれまで計1,000件以上の盗聴器発見を依頼されてきましたが、そのほとんどで盗聴器はありませんでした。つまり、盗聴器の発見は極めて難しく、成功率も著しく低いため、盗聴器の発見のみの業務は依頼すべきではないでしょう。

仮に盗聴の電波を感知したところで、どこに取り付けてどのような音声を拾っているか?までを特定するのは非常に難しいです。自分が盗聴されているかもしれない、と思い1万円前後の盗聴探知機を購入していらっしゃる方がおられますが、それで盗聴電波を見つけることは絶対に出来ないのでやめておいた方が良いでしょう。

まとめ

探偵が盗聴器を使用する場合には、会話内容などを盗聴するのではなく浮気調査を補助する道具として利用することがほとんどです。

対象者の部屋、カバン、車の中などに仕込むことが出来るのは配偶者だけであり、いくら依頼があったとしても探偵が仕込むと犯罪となりますし、そもそもそういった音声データが証拠として十分かというとそうでは無いからです。

ただし、浮気調査において効果的に活用することで調査の成功率を飛躍的に引き上げることが出来ますので、積極的に活用すべき探偵道具と言えます。

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