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シングルマザーになる前に知っておくお金のこと、メリット、デメリット

シングルマザーになる前に知っておくお金のこと、メリット、デメリット
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シングルマザーとは、文字通り一人で子供を育てる未婚の母または非婚の母のことを言います。

シングルマザーとなる理由は様々で、「元々籍を入れていなかった」「死別」などの理由もみられます。

しかし、一番の理由は「離婚」です。

離婚をしてシングルマザーになると、様々な試練が待ち受けているイメージがありますよね。

今回の記事では、実際のシングルマザーはどのような生活をしているのか、シングルマザーがもらえるお金などについてお話していきます。

目次

 1.シングルマザーになる原因

冒頭でもお伝えしましたが、シングルマザーになる原因の第一位は「離婚」です。さらに突き詰めると、離婚原因の第一位は「性格の不一致」です。

次いで第二位が「暴力を振るう」、第三位が「生活費を渡さない」という原因でした。その他にも、「前の奥さんと連絡をとっていた」、「ギャンブルをやめられない」、「家族がいても独身気分」などの原因も調査の結果にはありました。

子供がいても離婚を選択したということは、離婚された方も考えに考え抜いた結果なのだと思います。

離婚に踏み切る前には、配偶者への不満などの悩みから、子供へ浮かない顔をみせたこともあるかもしれません。

大切なのは、離婚をしてシングルマザーになるからには「幸せになる」ことです。離婚の前後にも大変な思いをしたのですから、(シングルマザーになって結果的に良かった)と心から思えるようになりたいものです。

2.シングルマザーはどれくらいいる?

2010年の日本の国勢調査では、シングルマザーの数は約108万人でした。10年前の2000年の数字は約87万人ですので、国内のシングルマザー率は徐々に増えてきています。

日本の人口を1億人と考えると、約100人に一人はシングルマザーという計算になります。これは、決して少ない数字ではありません。このため、国からの支援などをまとめて掲載するシングルマザー向けの情報サイト「シンママ」や「ママビズ」などが相次いで出現しています。

3.シングルマザーになって大変なことは

では、シングルマザーになるとどのような点が大変になるのでしょうか?なんとなく、金銭面や子供の事が大変になるというイメージがありますが、その他についてもまとめて確認していきましょう。

①常にお金の心配をしている

シングルマザー世帯の平均年収は、223万円と言われています。この年収を月額に単純計算すると、ひと月約18万5千円です。これは、一人暮らしをするのであればなんとか生活できる金額ですが、子供を育てるとなると十分ではありません。

子供と自分が十分な生活をするには、例えば以下のような費用が必要です。

この他にも、臨時で必要な経費(例、冠婚葬祭など)や子供の学習塾代もあるかもしれません。夫の収入があれば貯金にまわす余剰分がでますが、シングルマザーの平均年収では毎月の生活を乗り切るのに精いっぱいという経済的な負担があります。

子供が学校で流行っている最新の玩具などを買ってほしいとせがむこともあるかもしれません。または、(お母さんに悪いから)とせがむこともないかもしれません。そのような経済的・心理的な負担が、多かれ少なかれシングルマザーにはあります。

②子供のメンタル面

シングルマザーになる前に悩むこととして、「子供の成長によくないのではないか」、「子供の精神に悪い影響が出ないか」といった子供のメンタルについて心配される方が多くいらっしゃいます。

これについては、シングルマザーになる前にどれくらい父親が影響を与えていたのかが関連します。

例えば、子供と父親がとても仲がよく、休みの日にはいつも公園でキャッチボールをしていた、という親子の場合。ある程度の年齢を過ぎた子供は、親についても自分なりの気持ちを持っています。そのため、納得できる理由がないと離婚したあとに心に傷がついてしまう可能性もあります。

しかし、子供に暴力を振るう、いつも夫婦で喧嘩が絶えなかった、など、子供にも悪影響を及ぼしていた場合は別です。

子供との時間は幼少期だけではありません。その先もずっと続く生活があります。「離婚してシングルマザーになっても、絶対に後悔しない」という気持ち、子供を絶対に大切にするという気持ちをもって、皆さん離婚に踏み切られるようです。

③自分が体調を崩せないというストレス

シングルマザーの場合、一人で家事も育児も仕事も担当するため、常にフル稼働です。

しかも、真面目な人は「私が倒れたら大変」という目に見えない重圧を常に感じることでしょう。

実際には、「理解ある職場で休みやすい」「子供が保育園に行っているから大丈夫」という声もありますが、やはり夫婦の時よりもシングルマザーの方が、自分や子供の体調にはより敏感になるようです。

④職が見つかりづらい

より高給を目指そうと、自分が苦手な分野の仕事にもトライしている方もいるようです。また、面接の時に「お子さんが病気になった時はどうしますか?」と聞かれる場合もあります。

休みやすく給料がいいという仕事はなかなかありませんが、現代は情報が簡単に検索できるネット社会です。

シングルマザーに優しい職探しのサイトを利用し、ハローワークの「マザーズコーナー」で検索や相談をすると、シングルマザーに優しい職場が見つかるかもしれません。

4.シングルマザーになって良かったことは

それでは、逆にシングルマザーになってよかったことは何でしょうか?確認してみましょう。

①子供がママ思いの優しい子になった

子供は毎日ママの頑張りを見ています。ママが大変な時は分かっているので、自然と手伝ってくれるようになり、以前よりもワガママを言わないようになるのです。

父親のいない分、二人の絆はより強くなります。特に、シングルマザーの方は子供が成人する時、これ以上ないほどの感動を味わえます。子供との時間を心ゆくまで楽しめること、これがシングルマザーの醍醐味ではないでしょうか。

 ②夫から解放される

性格が合わない、暴力を振るう、顔を合わすたびにイヤミを言う、というような夫であれば、もう家の中で合わなくて済むと思うと、それだけで信じられないほどの解放感を味わえることでしょう。

③実家との関係がより密になる

結婚をして一度実家を出た方は、たまに実家に帰ることはあるかもしれませんが、原則夫と子供と生活しています。シングルマザーになった場合で実家に戻れる場合は、迷わず実家を頼りましょう。

やはり自分以外の大人が家の中にいるというのは、とても助かります。そして、子供にとってもおじいちゃん、おばあちゃんと生活できることはとても楽しいのです。もちろん、実家へはある程度のお金を入れて、家事なども手伝う事は忘れないようにしましょう。

5.離婚前に準備しておくべき事とは?

①お金

離婚すると、以前よりもお金がなくなるのは事実です。この先お金で困らないためにも、離婚前にもらえるお金はもらっておきましょう。

具体的に離婚でもらえるお金とは、離婚慰謝料・財産分与・養育費・年金分割の4点です。

(1)離婚慰謝料

離婚慰謝料については、離婚する理由が以下の場合に請求できます。

逆に、これ以外の理由(性格の不一致など)で離婚する場合は、慰謝料はもらえません。

(2)財産分与

しかし、財産分与という形で夫婦になってから貯めた貯金や購入した家などを分割する権利を妻は持っています。財産分与でもらえる金額は個人差がありますが、平均的なところで100万円~600万円の間となっています。

財産分与についてはこちら:専業主婦の方必見!離婚時にもらえるお金・財産分与AtoZ

(3)養育費

また養育費については、子供がいる夫婦が離婚し親権者の資産(お金)が十分でない場合は毎月2~4万円程度必ずもらえます。なお、具体的な養育費の金額については法律では決められていませんので、子供の数や夫の年収などを考慮しての夫婦間の話し合いとなります。

(4)年金分割

この他には、年金分割をすることができます。あなたが夫の扶養で厚生年金に加入していた場合、そして離婚を双方の合意または裁判手続きで合意分割を決定した場合、夫婦間で年金の積み立て分を分割することができるのです。

これに関しては、妻側からの請求が必要で、離婚した日の翌日から2年以内までに手続きするという期限がありますので注意してください。

②住む場所を決める

今いる家にそのまま済み夫が出ていくのか、または妻と子供が出ていくのか、など、冷静に話し合いをするのがベストです。

一番悪いパターンは、夫婦喧嘩の末「出ていきます!」とノープランで家を出てきてしまう事。まずは実家に頼れるか相談をしてみましょう。長期が無理であれば、短期間だけはどうか?と打診もしてみましょう。

また、仕事がパートでも借りられる部屋や敷金・礼金なしの物件は多数あります。

子供が転校をするのか、転校しないのかを考え、通学しやすくスーパーも夜遅くまでやっている場所や夜道が危険でない場所などを探します。自分一人で探すもは困難なため、不動産屋にあらかじめ「家賃〇万円までで、こんな場所に住みたい」と希望を伝えましょう。

(3)仕事

既にしている仕事があり給料が良いのであれば、その仕事を続けるのが一番です。しかし、現在専業主婦の場合や、シングルマザーとしては十分でない給料の場合は、他の仕事を探す必要があります。

仕事は、離婚した後に探すよりも、離婚前にあらかじめ目途をたてて面接までいけるとベストです。

大企業では、有給休暇があったり社内販売などの福利厚生が充実しているというメリットがありますが、中小規模の会社も経営者によっては非常に理解がありお休みしやすかったり、臨機応変なシフトに協力してくれる場合もあります。

以前専門職の仕事をしていた人は、できるだけ同じ業界から探す方がより高給をのぞめるでしょう。

6.シングルマザーになってもらえるお金の一覧

では、シングルマザーに支給される国からの助成金や支援を確認しましょう。現在、日本のシングルマザー支援は年々充実していきます。これらを利用すると、とても離婚はムリ!と諦めていた方も(大丈夫かも)と安心することができるでしょう。

①生活保護

シングルマザーでも、生活保護申請は可能です。しかし、あなたの家計が国の定める「最低生活費」に満たないかどうか、審査があります。

生活保護に認定されて支給されるお金は、原則最低生活費かたあなたの収入を引いた額です。

②児童手当(旧:こども手当)

児童手当は、シングルマザーのみでなく全ての子供がいる家庭を対象としています。具体的にもらえる金額は、以下となります。(所得制限については、記事内容と反するため省略します。)

③児童扶養手当(旧:母子手当)

両親が離婚した場合、そして父または母が死亡した場合など、どちらか一方の親から養育しか受けることができない、ひとり親家庭のために設けられた手当です。申し込み先は、お住いの市区町村の役所です。

支給額は、現在42,330円です。所得や年度に応じて支給額が変動することもあるので、正確な金額はお申込みされる役所へお問い合わせください。

④児童育成手当

自治体の行っている支援制度による手当です。東京都では、児童一人につき月額13,500円の支給を受ける事ができます。

⑤母子家庭等の住宅手当

別名「母子家庭家賃補助」「母子家庭住宅助成」などと呼ばれています。この制度は、国の制度ではなく自治体が運営しています。

受給資格は以下の通りです。

但し、この制度の有無や受給資格は自治体によって異なります。詳細は、お近くの自治体へお問い合わせください。もらえる金額は、3500円~最大で一万円程度とこれもじちたいによりバラツキがあります。

⑥ひとり親家族等医療費助成制度

略して、「マル親」です。この制度を使うと、子供が通院したり入院した場合の1か月あたりの医療費が以下のような上限までとなります。

また、住民税非課税の生活保護者などの場合は、支払う額はいずれも0円となります。子供が万一大きな病気やケガをした場合も、この制度のおかげでまるで医療保険にはいっているような安心感があり心強いですね。

7.夫が亡くなった場合のシングルマザー

①保険金

夫が亡くなった場合も、上記と同じ手当や支援を受ける事ができます。しかし、まず一番に確認したいのは「保険金がおりるかどうか」です。夫の生前に生命保険などの各種保険に加入していた場合は、当然保険金がおります。当面の生活をするにはかなり助かりますので、忘れずに請求するようにしましょう。

「夫が保険に入っていたか分からない」こんな方は、まず夫の通帳を見て保険の掛け金が引き落とされているかチェックすることができます。また、夫の勤め先に保険の加入を加入することもできます。

それでも夫の保険加入について不明な場合は、弁護士に依頼して契約照会してもらう、という方法もあります。

②遺族年金

遺族年金は、公的年金に加入している人が亡くなった際に、その子供や家族に支給されます。支給額は、亡くなった方の所得や子供・妻の年齢により変わります。

8.シングルファザーについて

これまで長々とシングルマザーについて述べてきましたが、未婚・非婚で子供を育ててい織らっしゃる男性=シングルファザー、はもちろんいらっしゃいます。

シングルファザーの場合も、もらえる助成金や支援はシングルマザーと同等です。金銭面において男性の方が女性よりも平均年収が高いため、シングルファザーはあまりクローズアップされないのかもしれません。

しかし、女性がメインとされている家事や育児をしながらの仕事はとても大変だと思います。最近では、お笑い芸能人のココリコ田中さんが親権を持つということでシングルファザーも大きく取り上げられました。

まとめ

シングルマザーは金銭面や子供の心配が増えるなど、大変であることは事実です。しかし、どうしても離婚すべき状態であったり、今後の生活がよくなるとシングルマザーの道を選ぶ方も沢山います。また、現在ひとり親に対しての支援も充実してきています。離婚してシングルマザーになる?という考えがよぎったら、離婚カウンセラーや弁護士といった専門家の力も借りて適切な道に進んでください。

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