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身辺調査(身元調査)とは?調べる12の項目と上手な探偵の選び方

身辺調査(身元調査)とは?調べる12の項目と上手な探偵の選び方
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ある日、子供が連れてきた恋人を紹介されたものの、どうしても不信感を感じてしまいイマイチ信用できない。言動に気になるところがある、と思ってしまった場合どのように対処すれば良いでしょうか?

まだまだ交際しているだけであれば良いものの、ゆくゆくは結婚も考えているというような相手だったとしたら、早い段階で探偵社に身元調査を依頼するという方法があります。

ただ、身元調査と聞くとちょっと大袈裟だったり、そこまでする必要があるのか?という気持ちでもあるかと思います。そこで今回は身元調査について基本的な内容から、どのような効果があるのかまで詳しく解説していきたいと思います。

目次

1.身辺調査ってどんなもの?

身辺調査と聞くと、警察がしらみ潰しに聞きこんだり、記者が徹底して取材し調べたりといったイメージではないでしょうか?まさに字のごとく身辺を調べる調査になります。その為、そこまでするのはちょっと怖いと思われがちですが、かなり一般的に行なわれている調査であり、探偵社や興信所へもよく依頼がくる調査の一つとなっています。

(1)身辺調査の特徴

探偵社や興信所の調査方法は、尾行や張り込みを中心として調査を行いますので、対象者の行動について一定の距離を保った上で調査を行います。その為、対象者の行動の一部始終を把握することはできますが、対象者の中身についてまでは把握することが出来ません。

浮気調査であれば浮気をしているかどうか?が調査を行う目的となりますが、身辺調査は対象者の生い立ちや経歴を調べ、人物像を把握することが目的となります。その為、行動を追うのでは無く、これまでの人生において関係する機関や人物への取材・聞き込みを中心として調査を行っていきます。

尾行や張り込みでは、現在の行動しか調べることが出来ないのに対して、身辺調査では過去にあった問題や出来事を調べることが可能になります。

(2)身辺調査が必要な理由とは

身辺調査は、尾行や張り込みなどの行動調査とは違い、対象者の中身である素行を調査していきます。また、現時点では問題が無かったとしても過去に大きな問題を起こしている可能性もあります。これまでの経歴を把握する為にも必要になってきます。

(3)身辺調査を依頼する対象者は大きく分けて2種類

身辺調査を実施する対象者は、大きく分けて2種類あります。

①結婚相手の身辺調査

自分の子供や孫が結婚する相手を調べる為に、本人には内緒で、血縁関係のある親族から依頼されることがほとんどです。

結婚する本人にとっても相手がどのような人間かを知っておくことは大事ではあるものの、なかなか調査までを行う人はいらっしゃいません。やはり自分が愛していて結婚する相手ですから、調査なんてしようと思わないというのが理由にはなりますが、親御さんや祖父母の方にとっては、家族同士の繋がりになる以上結婚相手の身辺をはっきりさせておきたいという気持ちになられます。

②雇用予定者の身辺調査

企業が、これから雇用するかどうか検討している人間に対して調査します。

企業側としては、採用を判断するには履歴書からの情報と面接による印象しか材料がありません。しかしそれだけでは、現時点での情報を得ることは出来るものの、過去に問題があったとしても把握することが出来ません。また、雇用される側は当然良い面しか表に出しませんので、問題が無いかを把握する為に身辺調査を行うのです。

(4)身辺調査を行った方が良い相手とは?

身辺調査を行う主な相手は、大きく2種類あり①結婚相手②雇用者であることを説明させていただきましたが、この2つには大きな共通点があります。それは一回決めたらなかなか後戻りして変更することが出来ないということです。

一度結婚したら、正式な離婚理由が無い限り遡ってやり直すことは出来ません。雇用も同様で、一度採用した相手を遡って不採用にすることも解雇することも出来ません。

だからこそ決める前に、多くの情報を得た上で判断材料を多くすることは、その後の選択を間違いの無いものにする為にも大切なのです。

2.身辺調査によって判明する内容は?

身辺調査は、尾行や張り込みといった行動調査では無く、主に聞き込みやデータ調査を中心として実施しますので、判明する内容は大きく異なってきます。

(1)身辺調査で判明可能な12の項目

1.住所、氏名、年齢

これは身辺調査の依頼を受ける段階で依頼者から共有される情報となります。身辺調査を行う場合には、最低でも氏名や住所が分からなければ調査しようがありません。

しかし、中には氏名や住所すら分からないというケースもあります。

例えば子供と交際している相手が、自分のことをなかなか言わないというケースがあります。また、面接に来た採用志望者が提出した履歴書が嘘ばかりだったというケースなどです。

分かっている断片的な情報から、現住所、氏名、年齢は一番最初に判明させます。

2.勤務先、職歴、退職理由

現在勤務している会社についてや、過去にどのような職歴であったのかを調べます。一つの会社に長く勤務している人と、短期間で職を転々としている人の印象は大きく異なります。また、一貫性のあるキャリアを積んでしっかりと人生設計しているという印象の人と、全く異なる業種を渡り歩いて計画性が無いという印象の人もいます。特に男性にとっては職歴はとても重要なポイントとなります。

退職理由も重要なポイントです。懲戒免職や解雇処分を偽っているケースもあります。

3.学歴

どうしてもコンプレックスを持ちやすい部分の為、詐称してしまうことが多い点となります。特に大学へ直接確認しようと思っても、なかなか個人情報保護方を理由に聞くことが出来ません。探偵社による正確な調査でなければ、中退や虚偽などを見抜くことは難しいでしょう。

4.離婚歴

そもそも現時点で婚姻しているにも関わらず、それを隠しているケースがあります。現時点では一緒に住んでいないものの籍は抜けていなかったり、実は子供がいるなどもあります。

離婚歴があることは聞いていたものの、その理由が本人が言ってたのとは全く異なるものだったということもあります。

結婚する相手がバツイチであることを隠していることもあるので、離婚歴は調べておくべきでしょう。

5.収入

これから結婚するかもしれない相手が、安定した収入を得ているかどうかは重要な点です。また、現時点でどれだけの資産状況なのかは必ず把握しておくべき点だと思います。負債の方が多く、ギャンブル癖があるような人間かどうかは事前に把握しておくべき点でしょう。

6.破産歴

自己破産を行なったかどうかを確認します。一度破産してしまうと年間は住宅ローンが組めなかったりクレジットカードを作ることが出来ませんので、どうしても生活に支障が出てきてしまいます。

7.交友関係

どのような人物と、どのような環境で過ごしているのか?は本人の人格を判断する上で大切なポイントです。特に人格を形成していく上で最も重要な時期である学生時代の交友関係については重点的に調べることになります。素行不良であったかどうかが分かることになります。

8.家族、親族関係

どのような家庭で生まれ育ったのか?親を見ることで大体の判断がつくことになります。親だけでは無く、兄弟の現状なども把握していくことになります。

又、親戚関係において素行不良な人物や反社会的な人物がいるかどうかもチェック項目となります。

9.趣味嗜好

誰しも趣味嗜好はありますが、あまりにも傾倒しすぎているようなものは無いかはチェックしておくべきでしょう。自分の収入の範囲内で楽しむ分には何ら問題はありませんが、借金したり仕事を潰してまで行うような趣味であれば注意すべきです。

又、特殊な性癖などによる嗜好なども、出来れば無いに越したことはありません。

10.宗教関係

宗教で人を差別すべきではありませんが、新興宗教などではまり込んでしまうようだと危険ですので、事前に把握しておくべきでしょう。危ない宗教になると、親族にまで強引な勧誘をしてくるような所もありますので、実態を確認しておきます。

11.精神疾患

精神面において問題を抱えているかどうかも、可能な限り把握しておきたい所です。雇用したものの、いきなり出社拒否して休業手当だけを請求し続けるといったトラブルもあります。誰しも何らかのトラブルを抱えてはいるものですが、あまりにも酷いような場合には事前に把握しておいた方が良いでしょう。

12.犯罪歴、素行

やはり過去のことであったとしても犯罪歴の有無は、本人の人格を判断する上で大きなポイントであるといえます。素行の良し悪しは普段の生活に出ますので、把握しておくべきポイントでしょう。

(2)探偵社や興信所だからといって正当な調査権限は無いことにも注意

身辺調査は人のことを全て洗い出す必要がある調査なので、非常に難易度の高い調査となります。又、正式な捜査権限がある訳でも無く、探偵だからといって特別な権限は与えられていません。あくまで水面下で、自らの身分を晒すことなく工夫して必要な情報を収集する必要があるのです。

その為、聞き込みが得意な探偵社に依頼すべきなのですが、最も良いのは聞き込みが得意である警察OBが在籍しているような探偵社に依頼すべきでしょう。

3.身辺調査を依頼しようと思ったら

身辺調査の必要性や判明事項などを知った上で、依頼したいと思う人物がいた場合、具体的にどのように動けば良いのか?ただ単に近所の探偵社や興信所を探すだけでは、求めていた結果を得られないかもしれません。しかも思っていたより高額な料金になってしまう可能性もあります。

ベストな手順や相場を把握しておくべきでしょう。

(1)依頼する探偵社や興信所を探す

これまで述べたような身辺調査が可能な会社は探偵社や興信所になります。では、どの探偵社や興信所でも同じ結果が得られるか?というとそうではありません。探偵社や興信所の調査レベルによって、得られる情報はピンキリとなります。しかも料金もバラバラです。

だからこそまずは、身辺調査が得意な探偵社や興信所の特徴を知っておく必要があります。

(2)身辺調査が得意な探偵社の特徴とは?

警察OBが在籍している

身辺調査は尾行や張り込みをほとんど行わず、聞き込みやデータ調査が主体となります。その為、会話が得意で安心感のある対応が求められます。それにうってつけな人物が警察OBです。警察OBは聞き込みが得意であり、元警察官だけあって話していてとても安心感があります。又、人を見抜く目がずば抜けており勘も鋭い為、身辺調査のような人物像を洗い出す調査に非常に向いています。それ以外にも警察時代のネットワークにより、一般人にはない特殊な情報収集ルートなども駆使することが可能です。

浮気調査以外の調査も日常的に行っている

実際の所、探偵社に依頼される調査内容の8割以上が浮気調査になります。浮気調査は尾行や張り込みしか行いませんので、どうしても体力のある若い探偵が主体となります。その為、浮気調査が主体の探偵社だと身辺調査に必要な聞き込みスキルを持った探偵が在籍していないので、求めていた情報を得ることが出来ません。探偵社の中には、浮気調査しかやらない(やれない)会社がほとんどですので、依頼する際には過去の事例なども聞いてみましょう。

可能なことと不可能なことをしっかりと説明してくれる

身辺調査は何の権限も与えられていない中で実施することになりますので、当然調査で判明出来る範囲が限られてくる場合があります。

人のプライバシー部分に抵触してしまう可能性もありますので、問題の無い範囲で調査をする必要があります。法令に抵触してしまっては元も子もありませんので、どこまでが可能なのか?はっきりと依頼の時点で理由も含めて説明してくれる会社にすべきでしょう。身辺調査の経験があれば、きちんと説明してくれる筈です。

4.身辺調査の料金相場とは?

身辺調査について、統一されている料金は無く会社ごとに違う上に、調査する内容よっても変わってきます。

東京や大阪で依頼する場合の相場としては以下のようになります。

結婚調査1件あたり50万〜100万円
雇用調査1人あたり5万〜20万円

(1)身辺調査の料金を抑える為のポイント

把握している情報は全て提供する

探偵側が調べる必要のある調査項目が減れば、その分調査の労力は減ることになりますので当然料金も下がるポイントになります。結婚調査などの場合には、釣書や身上書のある無しは大きなポイントです。

調査項目を絞り込む

身辺調査によって得られる情報は多岐に渡りますが、その中でも必要の無い情報もあることでしょう。

例えば、結婚相手については十分知っており何度も顔を合わせていて問題無いと思っているが、念のため家族だけを調べて欲しいという場合があります。本人に関する調査は削減することが出来るので当然費用は下がります。

雇用調査で徹底的に調べるのと、履歴書に記載されている内容に虚偽が無いかどうかを確認するだけであれば当然後者は安くなります。

結婚を反対したい場合の悪材料収集は料金が高額となる

どうしても結婚する相手としてふさわしいと思えず、人間性にも問題がありそうなので結婚させたくない、という理由で親族から身辺調査を依頼されることがあります。

そのような場合には、出来る限りの悪材料を収集し結婚をとりやめる為の説得材料を調査によって集めることになります。

しかしその為には突っ込んだ調査が必要になり、調査としても難しくなる上に労力がかかる調査となるので、どうしても料金は上がってしまう傾向にあります。

5.身辺調査はバレる可能性はあるのか?

結論からいうと「ゼロでは無い」と言えます。自分の周りを嗅ぎ回っている奴がいる、と勘づく対象者はいます。

特に悪いことをしている人間ほどそのへんの嗅覚は強いので、最大限注意を払って実施してはいるもののバレてしまいます。

ただ、絶対に探偵という身分を晒して聞き込みをすることは無いので、依頼人が誰なのかがバレることはありません。探偵社側としても、職業倫理的に絶対にその点の秘密は守り抜く必要があります。

6.身辺調査を断るケースとは

差別に繋がる調査や、ストーカーの疑い、夫婦間における暴力行為(DV)の可能性が少しでもあると判断した場合には、絶対に調査依頼は受け付けません。特に危険性があると判断した場合には、そのまま警察に通報することもあります。

過去には、結婚相手や雇用予定の人物が被差別部落出身者かどうか調査して大きな問題になったことがありました。

現在でもまだ気にする人や依頼を希望する方がいらっしゃいますが、絶対に依頼を受け付けていません。

7.身辺調査をしてトラブル回避できた事例

娘が突然結婚すると言いだしたが、結婚相手は挨拶に来ることもなく、しかも何を聞いても教えてくれない。厳しく聞けば聞くほど拒絶するようになり、このまま妊娠でもされてしまっては困るということから探偵社に身辺調査を依頼されました。

結婚相手の情報が少なく、本人の氏名と大体の住所、そして勤務先しか分からない中から調査を行いました。まず特殊データ調査により住所を判明させると共に、勤務先での在籍の事実を確認しました。

娘さんから聞いている情報によると、娘さんも相手の家に行ったことは無く一人暮らしをしていると聞いているようです。部屋が散らかっていて入れたくないというのが理由だそうでした。

探偵はひとまず判明した住所へ赴いた所、そこは一戸建てであり一人で住んでいるわけでは無さそうでした。一度朝から張り込んでいるとそこには結婚相手の家族と思われる妻と子供2人が居住していました。この時点で既婚者であることが判明。それ以上調査する必要も無いと判断し、その事実を依頼者と娘さんに伝えすぐに別れるようにアドバイスさせていただきました。

聞けば出会いのきっかけは婚活パーティのような場所で、当然独身であると思っていたそうです。

まとめ

身辺調査は結婚相手や雇用予定者などを把握する上で必要な調査であることを説明させていただきました。

探偵社の中でも特殊な調査項目であり、尾行や張り込みでは無く、聞き込みを主体とした調査内容なので、得意な会社は限られており選び方がとても大切になってきます。又、料金もバラバラですので依頼する前には相場を把握した上で、必要の無い調査項目は省き可能な限り費用を抑えるようにしてください。

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