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ダブル不倫の慰謝料は?払う?もらえる?離婚する時しないとき

ダブル不倫の慰謝料は?払う?もらえる?離婚する時しないとき
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配偶者が不倫をしていて、浮気相手も既婚者だった場合にはダブル不倫と言います。

このダブル不倫ですが相手が独身だった場合とは違い、慰謝料請求をしたいと思った場合には気をつけた方が良い点があります。その慰謝料請求の手順についてお話したいと思います。

また、ダブル不倫とは何か?普通の不倫とは何が違うのかについてもご説明します。

目次

1.ダブル不倫って何?

ダブル不倫とは何かということについて説明していきます。

ダブル不倫とは、不倫をしている双方が婚姻関係にある状態の事を言います。お互いに配偶者がいるということがポイントで、普通の不倫は片方が配偶者なので、そういった点が、ダブル不倫と不倫の違いという事になります。

また、ダブル不倫はお互いに家庭を持っているので、不倫に対して慎重になっており、普通の不倫に対してバレにくいといった点があります。その反面、不倫が発覚した時には普通の不倫よりも話がややこしくなってしまいます。

2.普通の不倫とW不倫には慰謝料に違いはある?

(1)慰謝料請求が出来る相手は?

不倫をされた側は、不倫をした当事者に対して慰謝料請求を行う事が出来ます。これは普通の不倫との違いはありません。

(2)W不倫は被害者が2人になる

ダブル不倫と普通の不倫の大きな違いは、被害者の数です。

普通の不倫は、片方だけ家庭を持っているので、被害者は不倫をした人の配偶者だけとなります。一方ダブル不倫は、不倫をした双方が家庭を持っているので、その被害者は双方の配偶者なので2人ということになります。

例としてA夫・A子夫妻とB夫・B子夫妻として、A夫とB子が不倫をしていたとして具体的にご説明します。

この両夫妻を上記に当てはめると、被害者はA子とB夫という事になります。

普通の不倫との違いは、被害者が2人になっただけじゃないのかと思われるかもしれませんが、それだけではありません。慰謝料請求を出来るのどうかという重大な判断に関わってきます。

(3)慰謝料請求を出来る人と、その対象

ダブル不倫の場合に慰謝料請求を出来る人は、その被害者となります。上記の例に当てはめると、A子とB夫という事になります。そして、慰謝料請求の対象となる人はA夫とB子です。

それでは、A子はこのダブル不倫に対して、A夫とB子に慰謝料請求を出来るのでしょうか。法律的にいえば、慰謝料請求を行う事ができます。しかし、A子がA夫と離婚をする気があるのか、離婚をしない場合に、B夫とB子が離婚をするつもりがあるのか、B夫はダブル不倫を知っているのかなど、あらゆるパターンにおいて慰謝料を請求するべきかどうかが変わってきます。

①A夫とA子が離婚をする場合

こういった場合は、A夫にもB子にも何も気にする事無く慰謝料を請求できます。

②A夫とA子が離婚をしない場合

夫が不倫をしていたからといって、そう簡単に離婚出来るものではありません。離婚後の子供の将来や生活を心配して、離婚をしないという場合もあります。そういった場合には注意しなければならない事があります。

それは何かというと、B夫も不倫の被害者ですから、A夫に対して慰謝料を請求する事が出来るのです。

B夫とB子が離婚をしない場合は、A子がB子に対して慰謝料を請求すると、B夫は離婚をしなければ自分達の生活費から支払いをしなければならないのですから、B夫もA夫に対して慰謝料を請求する事が考えられます。そうなってしまえば、双方が相殺され、慰謝料を請求する意味がなくなってしまいます。A夫とA子は夫婦といえども別の人間なので、A夫に慰謝料を請求されてもA子は支払う必要がないとはいえ、慰謝料を支払う財源となるのはA夫・A子夫妻の共有財産となります。

3.W不倫の慰謝料の相場は?

慰謝料を請求する事が決まった場合、どの程度請求できるのかという事は気になります。期待をしてしまうと、実際に期待よりも少なかった場合に落胆してしまいます。

慰謝料というのは精神的な損害に対する損害賠償なので、どういったケースなのかによって違います。しかし、過去の判例を見てみると相場としては約10万円~500万円とかなり幅があります。

そして、どの程度精神的な損害を受けたのかというのを判断するには一定の基準があります。それは、婚姻期間や不倫の悪質性、不倫が離婚の直接の原因となったかという事です。

4.慰謝料を請求するために

慰謝料を請求するためには、証拠が必要となってきます。その証拠とは浮気相手が相手を既婚者だと知っていたという事と、肉体関係があったという事が確認できるものでないといけません。相手が事実を否認した場合に、この証拠が必要となります。

5.慰謝料請求は弁護士に依頼するべき?

慰謝料を請求する際に、絶対に弁護士に依頼しなければならないわけではありません。しかし、相手が話し合いに応じなかったり、話し合いがまとまらなければ、裁判を起こさなければなりません。裁判になってしまうと、専門知識も必要となってきますので、弁護士に依頼せずに裁判をするというのは大変な負担となってしまうでしょう。

まとめ

W不倫と不倫の違いや、慰謝料についてお話しました。慰謝料請求が出来るかどうかだけではなく、請求するべきかどうかという事も考えなければなりません。ダブル不倫においては弁護士に相談するとよいでしょう。

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